「紅茶のいれ方」は必要なのか問題
- 2017.06.14 Wednesday
- 12:22
紅茶を売っているとよく「おいしい紅茶のいれ方はどうするんですか?」って聞かれます
話を聞いてみると「紅茶はいれるのがむずかしいから……」と考えている人が多くいらっしゃるようです。これまでに紅茶が渋くなりすぎたり、逆に色だけ出て味が出ないというような経験があるんでしょうね
あと、もしかしたらこれもあるんじゃないかなと思うのは、世の中に「紅茶のいれ方」がいっぱいありすぎるということ
コンピュータのマニュアル本とか資格試験の参考書とか、本屋さんにガイドが並んでれば並んでるほどそのジャンルってむずかしそうに見えるじゃないですか。紅茶もそれと一緒で、世にマニュアルが多すぎて「しっかりとハウツーをおぼえないとできないもの」だと思われてるんじゃないかなって少し感じています
とはいえ、他の人が情報を出すのは止められるものでもないので、せめて自分(犬猫紅茶店店主)は「おいしい紅茶のいれ方」ってまとめないようにしてきました。自分が情報を出さないことでささやかな抵抗ができないかと(笑)
けれど上に書いたようにいれ方が気になる方も多くて、茶葉だけ買ってもらってほっぽらかしというのも不親切なのかもとも思います。道がわからない人に、「適当に歩いていても着くから大丈夫」というのも乱暴なのかなと。なので当店なりの「紅茶のいれ方」をまとめようと、今、企画検討中です
がちがちにルールを固めて「おいしいいれ方はこれです!」「これを守ってください!!}というものではなくて、皆さんの不安を取り除く最初の一歩にできたらなと思っています。でも、昨日書いたみたいに、シンプルに伝えるというのは簡単なことではありませんし、なにをどうまとめたらいいのか。むずかしいですね