もっと紅茶の魅力を伝えていかなくちゃ

  • 2016.10.10 Monday
  • 22:15

ふら〜っと散歩中に通りがかった普通の喫茶店。

昔からあるお店で、以前はたまに利用していたものの喫煙可ということで最近はあまり利用しなくなっていた、コーヒーもケーキも軽食も安心していただける、誠実でおいしい喫茶店です。

 

その軒先に「2016 ダージリン *********茶園 セカンドフラッシュ 550円」っていう広告が大きく掲示されていました。

 

セカンドフラッシュにもいろいろあると思いますが、かなり人気の高い茶園で、ワンポット550円で出すのは……。

「普通に出したら採算が合わなさそうだなぁ」とどうしても気になったので、久しぶりに入店し、さっそくそのダージリンをオーダーしてみました。

 

結果、私の感覚としては、茶葉の量が少なすぎるな。もっとしっかりといれないと、せっかくの個性が伝わらないんじゃないかなと、そんな味わい。残念ながら「やっぱりなぁ」という感じです。

 

 

ここから先は推測なので、完全な一人相撲かもしれないけれど、このなんでもない、ちょっと残念だった体験についての感想です。

 

せっかくの高価なダージリンを、もったいない(と感じられる)味わいでしか出せないのは、このお店の責任でもあるけれど、納入業者さんや消費者の責任でもあると思うんです。もっと言えば、そういう業者や消費者を生み出してきた紅茶業界の責任でもあるんじゃないかと、末端の末端で紅茶を販売させていただいている立場として思うんです。

 

「紅茶を売りたい」と思う一般のお店が有名茶園というブランドに飛びついたものの、成果を挙げることができないのは、これまで紅茶業界や紅茶ファンが、紅茶の魅力を伝える言葉や体験を提示できなかったことにも原因があるんじゃないかなと、業界の片隅にいる者として、また一人の紅茶ファンとして感じるんです。

 

有名茶園の名前を冠しておけば、希少性を売りにさえすれば、ビジネスになるでしょうと考える業者がいて、その話に乗せられるお店があって、結果、せっかくの茶葉の魅力を減損してしまい、お店としても残念な紅茶のお店として認識されることになり、紅茶にそれほど詳しくないお客さんは「そんなに大層な紅茶でもこの程度なのか」と感じてしまう。

 

そんなwin-winならぬlose-loseな状態は、紅茶の魅力を可視化できないまま、安易なブランド志向に走ってしまった者たちの責任なんじゃないかなあと。

 

もちろん紅茶を販売されている企業・個人の皆さんは尊敬すべき方々ばかりですし、紅茶ファンの方だって他人のことを思って自分が楽しむスタイルを曲げる必要なんてまったくないと思います。

でも、そうやって個々の活動が集積していった結果が今の状態だとしたら、結果的には残念な方向へ進んでいるのかなと感じてしまいます。

 

私にできるのは、もっともっと犬猫紅茶店の紅茶の魅力を発信することしかありません。

有名ブランドに頼らず、知名度・希少性を飲むんじゃなくて、紅茶そのものの味わい・個性を楽しんでもらえるようにブレンド紅茶の魅力を伝えていくこと。

それしかありません。

 

紅茶の魅力は非常に多様です。

毎日気軽に飲める紅茶もあれば、アレンジティーにしてちょっと特別感を楽しむ紅茶もあって、そして茶園から直送されてその茶園の旬の味を楽しむ紅茶もあります。

 

いかにその多面性を伝えていくか。

がんばらないといけないですね。

 

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